多古新町ハウス
どこで?
千葉県多古町
何したい?
👕生活
ジャンル
未指定
Tel:0479-70-6161
所在地:千葉県多古町多古2686-1
地域のハブステーション
多古町の昔から続く商店街の一角に、カフェと見間違うようなモダンな建物があります。多古新町ハウスと名付けられたこの施設は、社会福祉法人槇の実会が運営し、高齢者デイサービス、放課後等デイサービス、居宅介護支援、無料学習支援を行っています。
同施設の最大の特長は「寺子屋」と呼ぶ無料学習支援スペースを設けていること。利用はどなたでもOKで、ご近所同士で井戸端会議をしたり、赤ちゃんとママが一休みしたり、もちろん学生の自習(ゲーム?)スペースとしても、自由に過ごせる空間です。寺子屋とデイサービス棟の間には細い中庭があり、それぞれの棟の窓からお互いの様子が何となく見える設えになっています。
○蛸の足?タコ足配線?「タコ足ケアシステム」
この「何となく繋がっている感じ」は、町の人と施設利用者の関係にも似ています。同施設を拠点にゆるやかな繋がりが波紋のように町なかへ広がり、地域ネットワーク「タコ足ケアシステム」が生まれました。メンバーは、介護・福祉施設職員をはじめ多古町の様々な商店や飲食店事業者、役場職員等。特に規定はなく「面白そうな人」ならウェルカムなネットワークです。そして、同システムはリーダー不在で組織体系も無し!それでどうやってまとまるの!?と不思議でなりませんが、さすがタコ足、誰かのアイデアに誰かが動き、楽しいイベントやプロジェクト、高齢者や障がい者の就業・自立支援等を実現しています。
○障がい者が歩くと商店街が元気になる!
タコ足ケアシステムがきっかけとなり、障がい者が町なかを歩って商店街の活性化まで発展したイベントもあります。
社会福祉法人槇の実会が運営する「ひかり学園」では、入所者や職員で毎年「歩け歩け大会」を開催していました。以前の大会は、ひと気のない山道や農道をただ歩くだけ。4年前から商店街で開催するようになったのは、タコ足メンバーの居酒屋店主が同学園の職員にかけた「遠慮せずにこっちに来ればいいじゃないか」のひと言です。
町なかを歩けば、出会う人々から声援をもらい、町の飲食店で昼食を食べたり、お店で買い物をしたり、障がい者と商店街の距離がぐっと近づきます。回を重ねる毎に盛り上がり、応援するひと、一緒に歩く人、給水所ならぬ「給お菓子所」を自腹で設営する人、商店街をあげて大歓迎するイベントになり、思わぬ経済効果まで生み出しています。
○サステナブルな仕組みで地域共生社会の実現を
「障がい者に優しい町」「心のバリアフリー」、近年よく耳にする言葉ですが、まさにそれを叶えつつある多古町。重く捉えがちなテーマを笑顔で軽やかに共有し、途切れることなくゆるく継続できる仕組みは、これからの共生社会の指標となることでしょう。
多古町の昔から続く商店街の一角に、カフェと見間違うようなモダンな建物があります。多古新町ハウスと名付けられたこの施設は、社会福祉法人槇の実会が運営し、高齢者デイサービス、放課後等デイサービス、居宅介護支援、無料学習支援を行っています。
同施設の最大の特長は「寺子屋」と呼ぶ無料学習支援スペースを設けていること。利用はどなたでもOKで、ご近所同士で井戸端会議をしたり、赤ちゃんとママが一休みしたり、もちろん学生の自習(ゲーム?)スペースとしても、自由に過ごせる空間です。寺子屋とデイサービス棟の間には細い中庭があり、それぞれの棟の窓からお互いの様子が何となく見える設えになっています。
○蛸の足?タコ足配線?「タコ足ケアシステム」
この「何となく繋がっている感じ」は、町の人と施設利用者の関係にも似ています。同施設を拠点にゆるやかな繋がりが波紋のように町なかへ広がり、地域ネットワーク「タコ足ケアシステム」が生まれました。メンバーは、介護・福祉施設職員をはじめ多古町の様々な商店や飲食店事業者、役場職員等。特に規定はなく「面白そうな人」ならウェルカムなネットワークです。そして、同システムはリーダー不在で組織体系も無し!それでどうやってまとまるの!?と不思議でなりませんが、さすがタコ足、誰かのアイデアに誰かが動き、楽しいイベントやプロジェクト、高齢者や障がい者の就業・自立支援等を実現しています。
○障がい者が歩くと商店街が元気になる!
タコ足ケアシステムがきっかけとなり、障がい者が町なかを歩って商店街の活性化まで発展したイベントもあります。
社会福祉法人槇の実会が運営する「ひかり学園」では、入所者や職員で毎年「歩け歩け大会」を開催していました。以前の大会は、ひと気のない山道や農道をただ歩くだけ。4年前から商店街で開催するようになったのは、タコ足メンバーの居酒屋店主が同学園の職員にかけた「遠慮せずにこっちに来ればいいじゃないか」のひと言です。
町なかを歩けば、出会う人々から声援をもらい、町の飲食店で昼食を食べたり、お店で買い物をしたり、障がい者と商店街の距離がぐっと近づきます。回を重ねる毎に盛り上がり、応援するひと、一緒に歩く人、給水所ならぬ「給お菓子所」を自腹で設営する人、商店街をあげて大歓迎するイベントになり、思わぬ経済効果まで生み出しています。
○サステナブルな仕組みで地域共生社会の実現を
「障がい者に優しい町」「心のバリアフリー」、近年よく耳にする言葉ですが、まさにそれを叶えつつある多古町。重く捉えがちなテーマを笑顔で軽やかに共有し、途切れることなくゆるく継続できる仕組みは、これからの共生社会の指標となることでしょう。